掲載順位とは?Googleサーチコンソール「平均掲載順位」
Googleサーチコンソールの「掲載順位」とは、Google検索結果に自社サイトのページが何番目に表示されたかを表す指標です。 ただし、サーチコンソールに表示される数字は、特定の瞬間の検索順位ではなく、ユーザーの検索結果に表示された順位をもとにした平均掲載順位です。
この記事のポイント
- 掲載順位は、数字が小さいほど検索結果の上位です。
- サーチコンソールでは、サイトやページの「最上位の掲載順位」が記録されます。
- 利用者の地域・端末・検索条件などが異なるため、平均値で表示されます。
- 順位だけでなく、表示回数・クリック数・CTRと一緒に確認することが重要です。
目次
掲載順位とは
掲載順位とは、Google検索結果に自社サイトへのリンクが表示された位置を表す数字です。1位が最も上位で、2位、3位と数字が大きくなるほど、検索結果の下に表示されたことを意味します。
Googleサーチコンソールでは、「検索パフォーマンス」または「検索結果」のレポートから、クリック数、表示回数、CTRとともに平均掲載順位を確認できます。
掲載順位を簡単にいうと
Google検索で自社サイトが「どのあたりに表示されたか」を確認するための指標です。
ただし、この数字は、いま自分のパソコンで検索したときの順位をそのまま記録したものではありません。ここが、掲載順位を理解するうえで最も重要なポイントです。
サーチコンソールに表示されるのは「平均掲載順位」
Google公式では、平均掲載順位を「検索結果におけるサイトの最上位の平均掲載順位」と説明しています。この説明では、「最上位」と「平均」の2つが重要です。
「最上位」の順位が記録される
同じ検索結果に自社サイトのページが複数表示された場合、サイト単位の集計では、その中で最も上に表示されたページの順位が記録されます。
たとえば、自社サイトのページが3位と8位に表示された場合、サイトの掲載順位として記録されるのは、最上位である3位です。
ページ単位で集計した場合は、それぞれのURLについて、そのページが表示された最上位の順位が記録されます。そのため、サイト全体と個別ページでは平均掲載順位が異なることがあります。
表示された順位の平均値になる
検索結果は、検索した人の地域、使用端末、検索内容、検索日時などによって変わります。そのため、同じキーワードでも、すべての人に同じ順位で表示されるとは限りません。
たとえば、あるページが3回表示され、その順位が次のようになったとします。
| 表示 | 掲載順位 |
|---|---|
| 1回目 | 2位 |
| 2回目 | 4位 |
| 3回目 | 9位 |
この場合の平均掲載順位は、次のように計算できます。
(2+4+9)÷3=5.0位
つまり、平均掲載順位5.0位は、「現在必ず5位に表示されている」という意味ではありません。複数回の検索結果に表示された順位を平均すると5.0位だった、という意味です。
平均掲載順位と実際に検索した順位が違う理由
サーチコンソールでは5位と表示されているのに、自分で検索すると3位だったり、10位だったりすることがあります。これはサーチコンソールの不具合ではありません。
主な理由は次のとおりです。
- 検索した人の現在地が異なる
- 検索した人の検索履歴や関心が異なる
- パソコンとスマートフォンで検索結果が異なる
- 検索した日時が異なる
- 検索結果に表示される機能や構成が異なる
- サーチコンソールでは一定期間の平均値が表示される
検索結果が変わる「パーソナライズ」と「ローカライズ」
- パーソナライズ
- 検索した人の検索履歴や興味・関心などに応じて、検索結果が調整される仕組みです。すべての検索結果に影響するわけではありませんが、人によって表示されるページや順番が変わることがあります。
- ローカライズ
- 検索した人の現在地や地域に応じて、近くの店舗や地域との関連性が高いページを表示する仕組みです。検索キーワードに地域名を入れていなくても、現在地に近い情報が優先されることがあります。
たとえば、大阪にいる人と東京にいる人が同じ「焼肉店」という言葉で検索しても、それぞれの現在地に近い焼肉店が表示される可能性があります。また、同じ地域から検索していても、検索する人の利用状況などによって結果が完全に同じになるとは限りません。
シークレットモードでも順位は固定されません
シークレットモードでは通常の閲覧履歴などの影響を減らせますが、現在地、使用端末、検索日時などの条件までは同じになりません。そのため、シークレットモードで確認した順位も、その時点・その環境での検索結果の一例として考えましょう。
実際のの運用で感じたこと
私が運営しているホームページでも、サーチコンソールの平均掲載順位と、実際に検索した順位が大きく異なることがありました。
たとえば、「サーチコンソール 表示回数」というキーワードを確認したとき、結果は次のようになりました。
| 確認方法 | 掲載順位 |
|---|---|
| Googleサーチコンソール | 平均12.9位 |
| シークレットモードで検索 | 圏外 |
| 通常のGoogle検索 | 12位 |
サーチコンソールの平均掲載順位は12.9位で、通常のGoogle検索でも12位でした。ところが、同じキーワードをシークレットモードで検索すると圏外でした。
通常検索とシークレットモードのどちらかが間違っているのではありません。通常検索では検索履歴などによるパーソナライズの影響を受ける場合があり、シークレットモードでも現在地、使用端末、検索日時、検索結果の構成などの条件は残ります。
また、サーチコンソールに表示される12.9位は、その時点で検索した順位ではなく、設定した期間内に実際のユーザーへ表示された順位の平均です。そのため、現在自分が確認した検索結果と一致しないことがあります。
この経験からも、1回の検索結果だけで順位を判断するのではなく、サーチコンソールの平均掲載順位、表示回数、クリック数の推移を継続して見ることが大切だと分かります。
Googleサーチコンソールで平均掲載順位を確認する方法
- Googleサーチコンソールにログインします。
- 対象となるサイトを選択します。
- 左側のメニューから「検索パフォーマンス」または「検索結果」を開きます。
- グラフ上部にある「平均掲載順位」を選択します。
- 画面下部の「クエリ」や「ページ」を確認します。
サイト全体ではなくページとクエリを絞る
最初に表示される平均掲載順位は、サイト全体がさまざまな検索キーワードで表示された結果をまとめた数字です。この数字だけを見ても、どのページに問題があるのかは分かりません。
実務では、次の順番で確認すると分かりやすくなります。
- 「ページ」から調べたいページを選ぶ
- そのページに絞った状態で「クエリ」を開く
- どの検索キーワードで表示されているか確認する
- 表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位を比較する
初心者向けのポイント
サイト全体の平均順位を上げようとするのではなく、「どのページを、どの検索キーワードで改善するか」まで絞り込みましょう。
期間を比較する
掲載順位は1日単位で変動します。 昨日と今日だけを比べるのではなく、過去28日間とその前の28日間など、一定の期間で比較することが大切です。
季節性がある商品やサービスの場合は、前年の同じ時期との比較も有効です。
短期間の順位変動「Googleダンス」にも注意する
記事の公開直後やページを大きく更新したあと、掲載順位が短期間に上がったり下がったりすることがあります。このような順位が安定しない状態は、SEOの現場で「Googleダンス」と呼ばれることがあります。たとえば、公開後に20位、8位、30位、12位というように順位が大きく変動していても、すぐにページの評価が下がったと判断する必要はありません。Googleがページをクロールし、内容や検索キーワードとの関連性を評価している途中である可能性があります。
順位が動いている間は、すぐに修正しない
公開直後や更新直後に順位が大きく変動している場合は、数日間の数字だけで判断せず、まずは1~2週間ほど推移を確認します。順位だけでなく、表示回数、クリック数、どの検索クエリで表示されているかも合わせて確認しましょう。
ただし、長期間にわたって掲載順位や表示回数が下がり続けている場合は、Googleのランキング更新だけでなく、競合ページの変化、検索意図とのずれ、インデックスや技術的な問題なども確認する必要があります。
Googleダンスについての以下の記事も参考にしてください。
掲載順位は何位ならよいのか
一般的には、検索結果の1ページ目に表示されやすい1位から10位が一つの目安になります。 ただし、「平均掲載順位が何位なら成功」と一律に判断することはできません。
検索回数がほとんどないキーワードで1位になっても、ホームページへの訪問や問い合わせにはつながらない場合があります。 反対に、平均掲載順位が15位でも、検索する人の目的とページの内容がよく合っていれば、今後の改善候補として価値があります。
大切なのは、順位そのものではなく、自社のお客さまになり得る人が検索するキーワードで表示されているかという点です。
順位の考え方について
SEOでは「1位を目指しましょう」という話をよく耳にします。しかし、上位に表示されれば、必ずクリックされるわけではありません。
ホームページの目的は、検索順位を競うことではなく、自社の商品やサービスを必要としている人に見つけてもらい、興味や関心を持っていただいたうえで、お問い合わせや資料請求などにつなげることです。
エッグデザインオフィスでは、「上位だから必ずクリックされる」のではなく、「必要な人が検索したときに、そこに存在していること」が重要だと考えています。
ホームページは、すべての人に見てもらうためのものではありません。自社の商品やサービスを本当に必要としている人に見つけてもらえれば、それが最も価値のある検索順位です。
検索順位は「目的」ではなく、「必要な人に情報を届けるための手段」です。順位だけを追いかけるのではなく、その先にいるユーザーの役に立てているか、そしてお問い合わせや売上などの成果につながっているかまで含めて考えることが大切です。
掲載順位だけでSEOを判断してはいけない
平均掲載順位は重要な指標ですが、順位だけではホームページの成果を判断できません。次の4つを組み合わせて確認します。
| 指標 | 分かること |
|---|---|
| 表示回数 | 検索結果に表示された回数 |
| クリック数 | 検索結果から訪問された回数 |
| CTR | 表示されたうち、クリックされた割合 |
| 平均掲載順位 | 検索結果に表示された位置の平均 |
たとえば、平均掲載順位が上がっているのにクリック数が増えていない場合は、次の可能性があります。
- ページタイトルが検索する人の目的に合っていない
- 検索結果に表示される説明文から内容が伝わっていない
- 検索回数自体が少ない
- AIによる概要など、検索結果の構成が変化した
順位が上がったかどうかだけでなく、表示回数やクリック数がどのように変化したかを確認しましょう。
平均掲載順位から改善ページを見つける方法
サーチコンソールをSEO改善に活用するときは、まず次のようなページやクエリを探します。
- 表示回数が多く、平均掲載順位が11位から20位前後のページ
- 掲載順位が高いのにCTRが低いページ
- 以前より掲載順位とクリック数が下がっているページ
- 想定していなかった検索キーワードで表示されているページ
- 同じキーワードで複数のページが表示されているケース
特に11位から20位前後のページは、検索結果の2ページ目付近に表示されている可能性があり、内容の改善によって1ページ目を狙えることがあります。
ただし、順位を上げるためだけに文章を増やすのではなく、次の点を確認します。
- 検索した人の疑問に最初に答えているか
- 不足している説明や具体例がないか
- 自社の経験や実績が加えられているか
- 関連ページへの内部リンクがあるか
- タイトルと本文の内容が一致しているか
検索する人の言葉に合わせてタイトルを改善した事例
2025年3月1日に、「GoogleレビューのSEOへの効果」をテーマにした記事を公開しました。公開当初は「Googleレビュー」という表現でタイトルを設定していました。
しかし、実際に検索で使われている言葉は、「Googleレビュー」よりも「Google口コミ」という表現の方が使われる傾向があり、検索する人が実際に使っている言葉に合わせて、タイトルに「口コミ」を追加しました。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| Googleレビュー SEOへの効果 | Googleレビュー(口コミ) SEOへの効果 |
その後、サーチコンソールで「google口コミ seo効果」という検索クエリの変化を確認しました。
| 期間 | 表示回数 | 平均掲載順位 |
|---|---|---|
| 2025年3月15日~4月30日 | 0回 | データなし |
| 2026年3月15日~4月30日 | 130回 | 7.6位 |
同じ47日間で比較すると、2025年には表示されていなかった「google口コミ seo効果」という検索クエリで、2026年には130回表示され、平均掲載順位は7.6位になりました。
さらに、この
「Googleレビュー(口コミ) SEOへの効果」
の記事は、Googleの「AIによる概要」にも掲載されていることを確認しています。
もちろん、タイトルに「口コミ」を追加したことだけが、掲載順位の上昇やAIによる概要への掲載につながったと断定することはできません。検索需要の変化や記事の更新、サイト全体の評価など、複数の要因が影響している可能性があります。
それでも、運営者が使いたい言葉ではなく、検索する人が実際に使っている言葉をタイトルや本文に反映することは、記事を改善するうえで重要です。サーチコンソールの検索クエリを確認することで、公開時には気づかなかった検索者の言葉を見つけられることがあります。
平均掲載順位が下がっても、サイトの悪化とは限らない
平均掲載順位が下がると、SEO評価が落ちたと考えてしまいがちです。しかし、必ずしも悪化とは限りません。
たとえば、これまで一部のキーワードでしか表示されていなかったページが、より多くの関連キーワードで表示され始めることがあります。新しく表示されたキーワードの順位が低ければ、表示回数が増える一方で、全体の平均掲載順位は下がります。
例
- 改善前:表示回数100回、平均掲載順位8位
- 改善後:表示回数500回、平均掲載順位12位
この場合、平均掲載順位だけを見ると悪化していますが、検索結果に表示される機会は大きく増えています。新しく獲得した検索キーワードを確認してから判断する必要があります。
順位が下がったときは、ページ別・クエリ別に絞り込み、表示回数とクリック数の変化も確認しましょう。
AIによる概要に掲載された場合の順位はどうなる?
Googleの「AIによる概要」には、回答を補完するウェブページへのリンクが表示されることがあります。これらのリンクも、条件を満たすとサーチコンソールに記録されます。
Google公式による計測方法は次のとおりです。
- リンクがクリックされると、クリック数として記録される
- リンクがスクロールや展開によって見える状態になると、表示回数として記録される
- AIによる概要は検索結果内で1つの掲載順位を持つ
- AIによる概要内のすべてのリンクには同じ掲載順位が割り当てられる
そのため、平均掲載順位が大きく上がった場合、通常の検索結果だけでなく、AIによる概要への掲載が影響している可能性もあります。
ただし、平均掲載順位の数字だけで「AIによる概要に掲載された」と断定することはできません。実際の検索結果や、サーチコンソールで利用できるAI検索関連のレポートも合わせて確認する必要があります。
AIによる概要に表示されるための特別な構造化データや専用の文章形式はありません。Googleは、通常のSEOと同じく、検索する人にとって独自性があり、信頼できる内容を作ることを基本としています。
掲載順位を改善するために確認したいこと
平均掲載順位を改善したい場合は、検索キーワードを不自然に繰り返すのではなく、ページが検索する人の目的に十分答えているかを見直します。
- ページのテーマと検索キーワードが一致しているか
- 冒頭で検索した人の疑問に答えているか
- 見出しだけで記事の内容を把握できるか
- 具体例や実体験が含まれているか
- 情報が古くなっていないか
- 関連するページから内部リンクが設置されているか
- タイトルが内容を正確に表しているか
- ページがGoogleにインデックスされているか
掲載順位は、ホームページの成果を判断するための一つの指標です。 順位を上げること自体を目的にせず、必要な人にページを見つけてもらい、その人の疑問を解決することを優先しましょう。
まとめ|平均掲載順位は「ページ×検索キーワード」で確認する
掲載順位とは、Google検索結果に自社サイトへのリンクが表示された位置を表す指標です。サーチコンソールでは、ユーザーの検索結果に表示された最上位の順位をもとに、平均掲載順位が算出されます。
自分で検索した順位と違っていても、すぐに異常と判断する必要はありません。地域、端末、検索日時などによって検索結果は変わるためです。
ホームページの改善に活用するときは、サイト全体の平均値だけを見るのではなく、調べたいページを選び、そのページがどの検索キーワードで表示されているかを確認しましょう。
表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を組み合わせることで、改善すべきページと、すでに成果が出始めているページを見分けやすくなります。
掲載順位についてよくある質問
掲載順位と平均掲載順位の違いは何ですか?
掲載順位は、1回の検索結果に表示された位置です。平均掲載順位は、複数回表示された掲載順位を平均した数字です。サーチコンソールでは、主に平均掲載順位が表示されます。
平均掲載順位と自分で検索した順位が違うのはなぜですか?
検索した場所、端末、日時、検索結果の構成などが異なるためです。また、サーチコンソールは一定期間の表示結果を平均しているため、現在の1回の検索結果とは一致しないことがあります。
平均掲載順位は何位を目指せばよいですか?
1位から10位は一つの目安ですが、検索回数や検索意図によって価値は異なります。自社のお客様になり得る人が使う検索キーワードで上位を目指すことが重要です。
平均掲載順位が下がったら、SEO評価も下がったのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。新しい関連キーワードで表示され始めた結果、表示回数が増えながら平均掲載順位が下がることがあります。ページ別・クエリ別に確認してください。
掲載順位が「-」と表示されるのはなぜですか?
指定した条件や期間で表示回数がなく、掲載順位のデータが記録されていない可能性があります。期間、デバイス、検索タイプなどの絞り込み条件を確認してください。
AIによる概要への掲載もサーチコンソールに記録されますか?
条件を満たした表示やクリックは記録されます。AIによる概要は検索結果内で1つの順位を持ち、概要内のリンクには同じ掲載順位が割り当てられます。
参考にしたGoogle公式情報
この記事は参考になりましたか?
この記事に関連した記事もご覧ください!

2008年1月に起業し、2026年で18年目を迎えました。これまで一貫して「成果につながるWEBサイト」をテーマに、中小企業を中心とした幅広い業種のサイト制作・運用に携わってきました。
企画・デザイン・コーディングはもちろん、公開後の運用サポートやWEBコンサルティングまでをワンストップで提供。制作だけにとどまらず、アクセス解析や改善提案を通じて売上や集客アップといった成果につなげる支援を行っています。
近年は、AI時代の検索体験(SGE / AI Overviews)への最適化にも注力し、自社およびクライアントサイトが実際にAI概要で紹介されるようになっている経験をもとに、SEO・コンテンツ戦略を検証・発信中です。
経営者からは「信頼して任せられるパートナー」として、WEB担当者からは「更新しやすく、使いやすい」と高く評価いただいています。現場で培った知見と実績をもとに、クライアントのWEB活用を支援するとともに、その実践から得た学びをブログで発信しています。
一部の制作実績はホームページ内の「制作事例」で公開中です。






