大阪のWordPressホームページ制作費用の目安と内訳|見積で損しない考え方
WordPress制作の費用は「ページ数」だけで決まるものではありません。
企画・構成(情報設計)と、公開後の運用前提で大きく変わります。
ここで一つ、費用の話に入る前に重要な前提があります。
ホームページの「目的」という言葉は、広く解釈されがちです。
その結果、「目的=集客」と捉えてしまうケースも少なくありません。
しかし、集客は目的ではなく、その先の成果を生むための戦略(目的を達成するための戦略)です。
ホームページの目的は、集客した上で何を獲得するのかにあります。
その先にある目的は、一般的には問い合わせの獲得、契約の獲得、予約の獲得、ユーザー登録などです。
そしてエッグでは、目的と目標を分けて整理します。
目的は「問い合わせ獲得」のように方向性を示すもの。
目標は「月◯件の問い合わせ」のように数値化できるものです。
この順番で定義できると、必要な構成・導線・制作範囲が明確になり、
費用や見積の判断もブレなくなります。
この記事でわかること
- 大阪でWordPress制作の費用が決まるポイント
- 小規模〜機能込みまでの費用感の考え方
- 見積の内訳で必ず確認すべき項目
- 削ってはいけない費用と、工夫で調整できる部分
- “名刺代わり”で遠回りしないための判断基準
1. 大阪のWordPress制作費用は何で決まる?
この章のポイント
費用差の最大要因は、デザインやページ数以上に“企画・構成”と“運用前提”。
目的(獲得)に合わせて必要な設計と機能を決めると、無駄なコストが消えます。
WordPress制作の費用は、主に以下の要素で決まります。
- 目的(獲得)と求める成果の明確さ
- 企画・構成(情報設計)の厚み
- デザイン方式(オリジナル設計の範囲)
- ページ数とコンテンツ量
- 必要な機能(予約・会員・多言語など)
- 公開後の保守・改善の前提
同じ10ページでも、
“ただ並べた10ページ”と“獲得導線まで設計された10ページ”では、
コストにも成果にも大きな差が出ます。
次に、規模別に費用感の考え方を整理します。
2. 費用相場の目安(規模別の考え方)
この章のポイント
小規模・中規模・機能込みで必要な設計と工数が変わります。
“制作費+保守+改善”の総額視点で判断するのが安全です。
費用はページ数・機能・デザイン方式で大きく変わります。
以下は一般的な規模感の目安です(※実際は要件で上下)。
- 小規模コーポレート(〜10P程度):会社案内・サービス・問い合わせ中心
- 中規模(10〜30P):事業ごとのLP、実績、採用強化
- 機能込み(予約・会員・EC等):要件定義と運用設計がコストを左右
重要なのは“制作費+保守+改善”で総額を判断することです。
「名刺代わり」で止まるのが一番もったいない
小規模サイトを「名刺代わりだから最低限でOK」と考えるのは自然です。
ただ実際は、更新されず放置され、数年後に結局作り直すケースが少なくありません。
1ページサイトや無料サービスは、簡単に作れて達成感もある一方、
“基本放置”が定番化しやすいのも事実です。
問題は費用より“気づくまでの時間ロス”。
1年、2年、3年と年単位で機会損失が出るのはビジネス的に大きすぎます。
だからこそ、小規模でも“最小構成で公開→運用で育てる”前提で、
構成と導線だけはしっかり入れておくのが最もコスパの良い選択になります。
続いて、見積で登場する主な内訳を整理します。
3. 見積の主な内訳
この章のポイント
見積は金額より“範囲とルール”が重要です。
企画/構成、デザイン範囲、WordPress実装、保守の有無は必ず確認しましょう。
- 企画 / 構成(情報設計)
- デザイン(トップ/下層の範囲)
- コーディング
- WordPress実装(カスタム投稿、入稿設計など)
- フォーム
- テスト / 公開
- 保守 / 運用(バックアップ、更新管理、軽微修正など)
特に企画・構成はサイトの核です。
ここが弱いと、どれだけ見た目が整っても獲得につながりにくくなります。
次に、安い見積で起きやすい落とし穴を押さえます。
4. 安い見積に潜む落とし穴
この章のポイント
安さ自体が悪いのではなく、範囲の不足や将来コストの増加が問題。
“何が含まれ、何が含まれないか”を明文化して比較するのが正解です。
- 下層デザインがテンプレ固定で差別化が難しい
- 修正回数や範囲が極端に狭い
- 保守が別契約で結果的に割高
- “SEO対応”が名ばかりで構造設計が弱い
- 拡張前提がなく、後から再構築が必要になる
次に、削ってはいけない費用と、工夫で調整できる部分を整理します。
5. 削ってはいけない費用/削っていい費用
この章のポイント
削ってはいけないのは“獲得に直結する設計”と“公開後に守る仕組み”。
コスト調整はページ優先度や段階導入で行うのが安全です。
削ってはいけない費用
- 企画 / 構成(情報設計)
- 目的(獲得)に直結する導線設計
- 更新しやすい入稿設計
- 最低限の保守(バックアップ・アップデート管理)
工夫で調整しやすい費用
- 初期ページ数を絞る(勝ちページ優先)
- 機能は段階導入にする
- 撮影・原稿作成の役割分担を明確にする
次に、予算内で最大効果を出す進め方を具体化します。
6. 予算内で最大効果を出す進め方
この章のポイント
最初に目的(獲得)を決め、勝ちページからつくると無駄が減ります。
“小さく公開して育てる”設計が、結果的に最もコスパが高い選択です。
- 目的(獲得)を1〜2つに絞る
- 最優先ページを決める(サービス、実績、採用、問い合わせ/予約)
- 最小構成で公開し、改善サイクルに入る
- 予約・会員など機能は段階的に拡張する
- 保守と更新ルールを最初に決めておく
7. よくある質問(FAQ)
この章のポイント
費用の不安は“相場”より“内訳と範囲”で解消できます。
小規模でも設計を省かないことが、遠回りを防ぐコツです。
小規模サイトでもしっかり設計する必要はありますか?
あります。小規模ほど放置されやすいため、最小構成でも目的と導線の設計を入れることが重要です。
見積で一番重要な項目は何ですか?
企画/構成の厚み、保守の範囲、修正ルールの3点です。ここが明確な会社ほど公開後の伸びしろが大きくなります。
予算が限られている場合はどう考えるべき?
ページ数と機能を段階導入にし、勝ちページからつくるのがおすすめです。設計を削るより、範囲を絞る方が安全です。
無料・1ページから始めるのはアリですか?
スタートとしてはアリですが、放置前提になると時間ロスが大きくなります。小さく始める場合でも“育てる前提”の構成と導線を入れておくと遠回りを防げます。
8. まとめ
この章のポイント
WordPress制作の費用は“つくる量”ではなく“成果までの設計”で決まります。
目的(獲得)→戦略(集客/導線)→範囲の順で整理すれば、最適なコスト配分が見えてきます。
大阪でWordPress制作の見積を比較するときは、
相場よりも“内訳と範囲、運用前提”を重視するのが正解です。
小規模でも“名刺代わりで終わらせない”設計にしておくと、
作り直しや機会損失のリスクを大きく減らせます。
迷ったら、
目的(獲得)→戦略(集客/導線)→制作範囲→保守
の順で整理して、無駄のない見積判断につなげてください。
大阪でWordPress制作費用の見積に迷ったら
目的整理から見積の読み解き、運用設計まで含めてご相談いただけます。
「予算内でどこまでできるか」「優先すべきページはどこか」を整理し、
最小構成からでも育てられる形を一緒に組み立てます。
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2008年1月に起業し、2025年で17年目を迎えました。これまで一貫して「成果につながるWEBサイト」をテーマに、中小企業を中心とした幅広い業種のサイト制作・運用に携わってきました。
企画・デザイン・コーディングはもちろん、公開後の運用サポートやWEBコンサルティングまでをワンストップで提供。制作だけにとどまらず、アクセス解析や改善提案を通じて売上や集客アップといった成果につなげる支援を行っています。
近年は、AI時代の検索体験(SGE / AI Overviews)への最適化にも注力し、自社およびクライアントサイトが実際にAI概要で紹介されるようになっている経験をもとに、SEO・コンテンツ戦略を検証・発信中です。
経営者からは「信頼して任せられるパートナー」として、WEB担当者からは「更新しやすく、使いやすい」と高く評価いただいています。現場で培った知見と実績をもとに、クライアントのWEB活用を支援するとともに、その実践から得た学びをブログで発信しています。
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