GA4の用語についてシンプルに解説
GA4の用語について簡単に解説します。
GA4をさわり始めた方に参考になれば幸いです。
・表示回数
「Webページが見られた回数」
サイトのページや特定のコンテンツが表示された総回数のこと。
同じユーザーが何回見てもカウントされます。
・総ユーザー数
「訪問した人のユニークな数」
サイトを訪れたユニークなユーザーの数。
同じ人が何度訪問しても1ユーザーとしてカウントされます。
・セッション
「訪問のまとまり」
ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動をひとまとめにしたもの。
30分間操作がないと、新しいセッションとしてカウントされます。
・セッションあたりのビュー数
「1回の訪問で見られたページ数」
1セッション内で、ユーザーが何ページ見たかの平均値。
多いほど回遊性が高いことを示します。
・アクティブユーザー
「実際にサイトを利用しているユーザーの数」
一定期間内にサイトやアプリで何らかのアクションを行ったユーザーの数。
GA4では、ユーザーがサイトを開いていても別のタブで他サイトを見ているだけでは含まれません。
タブがアクティブな状態で操作が行われていることがカウントの条件になります。
・アクティブユーザーあたりのビュー
「1人のアクティブユーザーが見るページ数」
アクティブユーザー1人あたりが閲覧したページ数の平均。
ユーザーの興味関心の強さを測る指標です。
・エンゲージメント
「どれだけ関わってくれたか」
単に訪れたのではなく、しっかりとコンテンツを見たり、操作したりしたかを示す指標。
・アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間
「1人のアクティブユーザーがどれくらい集中していたか」
アクティブユーザー1人あたりの平均エンゲージメント時間。
滞在時間が長いほど、ユーザーの関心度が高いと考えられます。
・エンゲージのあったセッション数
「しっかり見てもらえた訪問数」
ユーザーが積極的にサイトを利用した
セッションの数（スクロール、クリック、一定時間以上の滞在などが条件）。
・セッションあたりの平均エンゲージメント時間
「1回の訪問で、どれくらいじっくり見てもらえたか」
1セッションあたりのエンゲージメント時間の平均。
サイトの魅力やコンテンツの質を測る指標になります。
余談ですが、直帰という用語について
「直帰」という言葉はGA4ではどうなったの？
UA（旧Googleアナリティクス）では「直帰」という指標がありましたが、
GA4ではこの用語はなくなりました。
しかし、今でもサポートの現場でクライアントから
「直帰数はどれくらい？」と聞かれることがあります。
これはUA時代の名残ですね。
GA4では「直帰」の代わりに 「エンゲージメント」 という概念が使われています。
エンゲージのなかったセッションが、UAでいう「直帰」に近いイメージになります。
計算式のイメージ
直帰セッション数 ＝ 総セッション数 − エンゲージのあったセッション数
エンゲージのなかったセッション（直帰セッション） を求めることができます。
ポイント
・「直帰率」 は、直帰セッションの割合を示す指標です。
・直帰率を求めるには、
直帰率 =（直帰セッション数 ÷ 総セッション数）×100
・GA4では「直帰率」よりも「エンゲージメント率」を推奨しています。
・エンゲージメント率 =（エンゲージのあったセッション数 ÷ 総セッション数）×100
・直帰率は100％ − エンゲージメント率で求めることもできます。
つまり、
・セッション数 − エンゲージのあったセッション数 = 直帰セッション数
・100% − エンゲージメント率 = 直帰率
という計算で「直帰したユーザーの割合」も把握できます。
参考になれば幸いです！
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