ワードプレスカスタマイズ 大阪で選ばれる理由
本記事では、大阪を拠点とするエッグデザインオフィスが長期運用を前提にしたWordPressカスタマイズを行う理由と、その考え方が反映された具体例としてサイトマップのカスタム実装を紹介します。
WordPressカスタマイズとプラグイン依存の課題
WordPressのカスタマイズと聞くと、多くの方が「プラグインで機能を追加する」というイメージを持つかもしれません。確かに、便利なプラグインが豊富に揃っていて、導入も簡単です。数百万円かかるような独自開発の機能も、無料のプラグインで実現できることがあるほどです。こうした手軽さこそが、WordPressが選ばれる大きな理由のひとつでしょう。
しかし、運用が長期化するほど気になってくるのが、更新時の不具合リスクやプラグイン依存の増えすぎです。便利さの裏側には、管理や安定性という課題も存在します。
そこでエッグデザインオフィスでは、必要なプラグインは厳選し、それ以外はfunctions.phpでのカスタム実装や、サイト構造に合わせた独自機能の追加で対応しています。今回はその一例として、エッグデザインオフィスでよく行っている「サイトマップのカスタム実装」についてご紹介します。
不要なページのインデックスとSEOへの影響
WordPressのデフォルトサイトマップでは、不要なページまでインデックスされてしまうことがあります。
たとえばタグ一覧・日付アーカイブ・サンクスページ(送信完了ページ)など、サイトの目的によっては検索結果に出す必要がないページも含まれやすくなります。
これが続くと、検索エンジンがサイト全体を評価する際に「どのページがどんなキーワードで価値を持っているか」というテーマがぼやけてしまい、SEO効果が分散してしまいます。
■不要なページがインデックスされる問題
- 管理用やテスト用など、ユーザーに価値を提供しないページまで検索結果に出てしまう
- 検索エンジンがクロールに余計なリソースを割き、重要ページの評価が後回しになる
- サイト全体のテーマやキーワードの集中度が下がり、SEO効果が分散する
さらに、プライバシーポリシーやお問い合わせページのように、検索結果に出てもユーザーにとって価値が薄いページも存在します。これらは多くのサイトで似たような内容になりがちで、SEO的な差別化が難しい上、フォームページはスパムボットに狙われやすいというリスクもあります。そのため、こうしたページはnoindexに設定し、検索エンジンに不要な情報を渡さないことが望ましいと考えています。
また、サイトマップの最適化はクローリングの優先度や情報整理に有効ですが、検索結果への表示制御にはnoindex等の設定と併用するのが基本です。私たちはこの2つを役割分担させ、価値あるページをより正確に検索エンジンへ伝えるためにカスタムサイトマップの実装を行っています。
私たちエッグデザインオフィスが特に重視しているのは、このテーマやキーワードの集中度が下がることによるSEO効果の低下です。だからこそ、不要なページを除外し、価値あるページだけを検索エンジンに正しく伝えるために、カスタムサイトマップの実装を行っています。
カスタム機能の例:サイトマップの自動生成
WordPressには標準でサイトマップ機能が備わっており、「(例)https://example.com/wp-sitemap.xml」で確認することができます。ただし、このデフォルトのサイトマップは設定項目がほとんどなく、細かな調整ができません。
ブログの立ち上げ初期であれば十分に役立つかもしれませんが、私たちエッグデザインオフィスが手がけるようなコーポレートサイトやショップサイトでは、これだけでは不十分です。不要なページまでインデックスされてしまうなど、運用上の課題が生じることもあります。不要なページがインデックスされると、サイト全体のSEO効果が分散してしまうため、私たちはカスタムサイトマップで最適化を行っています。
サイトマップはSEOやクローリングの観点からも重要な要素のひとつです。
一般的には人気のプラグインで対応することが多い機能ですが、当社では案件に応じてエッグオリジナルのサイトマップをfunctions.phpで設定しています。
この仕組みは、投稿や固定ページを追加した際に、人気プラグインと同じように自動でサイトマップへ反映されるように設計しています。
運用の手間を増やさず、更新担当者の負担も最小限です。
さらにオリジナル実装のメリットとして、サイトマップに掲載したくない記事を柔軟に除外できるようにしています。たとえば、限定公開に近い位置づけのコンテンツや、検索結果に出す優先度を下げたい記事など、運用方針に合わせて細かく調整可能です。これにより、SEO効果を集中させつつ、運用の自由度も確保できるのが大きな強みです。
こうした小さなカスタムの積み重ねが、更新のしやすさと長期運用の安心感につながります。
エッグデザインオフィスがWordPressカスタマイズで選ばれる理由
- 必要なプラグインは厳選し、依存を増やしすぎない設計
アップデート時の不具合リスクを抑え、軽量で安定した運用につなげます。 - functions.phpやカスタム機能で、長期運用に強い構成をつくる
サイト構造に合った実装で、将来の改修や引き継ぎもしやすい設計を重視します。 - “更新のしやすさ”を、SEOと運用の両面から支える
担当者が変わっても更新が止まりにくい、続けやすい仕組みを整えます。 - 運用フェーズまで見据え、管理画面や更新導線を最適化する
「作って終わり」ではなく、成果につながる更新を現場で回せる形にします。
これらはすべて、「更新しやすいだけでなく、更新し続けられるサイト」を目指すための設計方針です。便利さと安全性のバランスを取りながら、長期運用やSEOの成果につながる土台を整えることが、エッグデザインオフィスのWordPressカスタマイズの強みです。
WordPressの修正・機能追加・運用設計まで含めて検討中の方は、サービス内容もぜひご覧ください。
……余談ですが、このサイトマップの仕組み、
“エッグ開発”というよりChatGPTの力をかなり借りてます(笑)。
ただ、何を作るべきか/どこまで作るべきかを判断するのは、運用の現場を見てきた経験があってこそ。
テクノロジーも上手く使いながら、長く安心して使えるサイトづくりを大事にしています。
詳しいサービス内容は「WEBサイト制作」をご覧ください。
WordPressの修正や運用のご相談も受け付けていますので、気になる点があればお問い合わせください。
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2008年1月に起業し、2025年で17年目を迎えました。これまで一貫して「成果につながるWEBサイト」をテーマに、中小企業を中心とした幅広い業種のサイト制作・運用に携わってきました。
企画・デザイン・コーディングはもちろん、公開後の運用サポートやWEBコンサルティングまでをワンストップで提供。制作だけにとどまらず、アクセス解析や改善提案を通じて売上や集客アップといった成果につなげる支援を行っています。
近年は、AI時代の検索体験(SGE / AI Overviews)への最適化にも注力し、自社およびクライアントサイトが実際にAI概要で紹介されるようになっている経験をもとに、SEO・コンテンツ戦略を検証・発信中です。
経営者からは「信頼して任せられるパートナー」として、WEB担当者からは「更新しやすく、使いやすい」と高く評価いただいています。現場で培った知見と実績をもとに、クライアントのWEB活用を支援するとともに、その実践から得た学びをブログで発信しています。
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