GA4 アクティブユーザー
アクティブユーザーについて
アクティブユーザーとは?
アクティブユーザーは、「ある期間内に少なくとも1回、アクティブなセッションをしたユーザー」を指します。
GA4でいう「アクティブユーザー」とは、単にサイトにアクセスしただけではなく、エンゲージメントがあったユーザーのことを指します。
以下のような条件のいずれかを満たしたセッションを「エンゲージメントのあるセッション」
・※セッションが 10秒以上 続いた
・1つ以上のコンバージョンイベント が発生した
・2つ以上のページまたはスクリーンビュー が記録された
このいずれかに当てはまれば、ユーザーは「アクティブ」と見なされます。
※「10秒以上」という基準は、管理画面から変更できます。
管理>データストリーム>ストリーム名をクリック>タグ設定(もっと見る)>セッションのタイムアウトを調整する
「セッションのタイムアウトを調整する」
ユーザーの操作がない状態が続いたときに、セッションを自動的に終了させるまでの時間はここで調整
こんな時→動画や長時間読むコンテンツがあるサイト:30分以上見続けることがあるなら、タイムアウトを長めに設定するとセッションが分断されません。
「エンゲージメント セッションの時間調整」
「◯秒以上滞在したらエンゲージメントあり」とみなす滞在時間の設定。
GA4ではデフォルトで次の3種類のアクティブユーザーがある
・1日アクティブユーザー(DAU):当日に少なくとも1回訪問したユーザー
・7日アクティブユーザー(WAU):過去7日間に少なくとも1回訪問したユーザー
・30日アクティブユーザー(MAU):過去30日間に少なくとも1回訪問したユーザー
いずれも「ユニークユーザー数」としてカウントされるため、同じ人が複数回訪れても1人と見なされます。
GA4のアクティブユーザーは「どの期間で集計・分析するか」によって、使うべき指標が変わります。
目的別に使い分ける
・1日のみの動きを見たい場合 → DAU(1日アクティブユーザー)を使います。
たとえば、昨日のキャンペーン効果をピンポイントで確認したい時など。
・直近7日間の活発さをざっくり把握したい場合 → WAU(7日アクティブユーザー)が便利です。
一週間の傾向を見て、リピーターの定着度などを判断できます。
・広めのトレンドや定着状況を分析したい場合 → MAU(30日アクティブユーザー)で集計。
サイトやアプリの「月間ファン層」のような視点になります。
エンゲージメントセッション
簡単に言えば、
直帰しなかった=2ページ以上見た or イベントが発生した人
もう少しわかりやすく言うと
「直帰しなかった人」+「10秒以上見てくれた人」=エンゲージメントセッション対象 という感じですね!
ちょっと雑な説明ですが…。
アクティブユーザーを知るメリット
GA4の「アクティブユーザー」を把握することには、単なるアクセス数では見えない本当に動いているユーザーの行動を知るメリットがあります。
・ユーザーの質がわかる
単なる訪問者ではなく、関心を持って行動した人を把握できる。
・集客施策の精度が上がる
広告やSNSからの流入が「質の高いユーザー」につながっているかを判断できる
・改善ポイントが見える
アクティブ率が低いページは、離脱されやすい・魅力が弱い可能性がある
・コンバージョンとの関連が見える
アクティブユーザーが多いページは、成果につながりやすい傾向がある
・リピーターとの違いが分析できる
新規 vs リピーターのアクティブ度を比較して、ファン化の流れを見極められる
GA4で「質の高いユーザー」を判断する方法
GA4では、単なるアクセス数だけでなく、以下のようなユーザーの行動データが取れます。
・アクティブユーザー数(10秒以上滞在、複数ページ閲覧など)
・エンゲージメント率(どれだけ積極的にサイトを使ったか)
・コンバージョン率(問い合わせ・購入などの成果)
・滞在時間やスクロール率(どれだけ深く読まれたか)
これらを使えば、例えばこういう分析ができます。
「Instagram広告から来たユーザーはアクセス数は多いけど、すぐ離脱してる。一方、Google検索から来たユーザーは滞在時間も長く、問い合わせにもつながってる。」
つまりどうなるかと言うと
・効果の高いチャネルに予算や時間を集中できる
・成果につながらない施策を見直せる
・ターゲットに合った集客方法を選べる
つまり、GA4を使えば「ただ人が来てる」ではなく、「ちゃんと成果につながる人が来てるか」を見極められるので、集客の精度=費用対効果がグッと上がるということです。
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2008年1月に起業し、2025年で17年目を迎えました。これまで一貫して「成果につながるWEBサイト」をテーマに、中小企業を中心とした幅広い業種のサイト制作・運用に携わってきました。 企画・デザイン・コーディングはもちろん、公開後の運用サポートやWEBコンサルティングまでをワンストップで提供。制作だけにとどまらず、アクセス解析や改善提案を通じて売上や集客アップといった成果につなげる支援を行っています。 経営者からは「信頼して任せられるパートナー」として、WEB担当者からは「更新しやすく、使いやすい」と高く評価いただいています。現在も現場で培った知見を活かし、クライアントのWEB活用を支援するとともに、その経験をブログで発信しています。一部の制作実績はホームページ内の「制作事例」で公開中です。